2026年1月20日(火)13:30~16:00、武蔵野市立境南小学校にて、矢ケ部選手をはじめとするデフアスリートによるデフリンピック講演会が開催されました。本講演会は、東京2025デフリンピックの振り返りと、児童の学びを深めることを目的として企画され、小学4~6年生の児童、計340名が参加しました。

境南小学校での授業の様子

はじめに、デフリンピックアンバサダーである川俣郁美さんによる講演が行われ、デフリンピックの意義や大会に込められた想いについて語られました。


続いて登壇した矢ケ部選手と森本真敏選手(ハンマー投げ・銀メダリスト)は、実際にデフリンピックに出場した体験をもとに、競技の魅力や大会で得た学びについて語りました。デフリンピックが聴覚障がいのある選手のための国際的な総合スポーツ競技大会であることも説明され、児童たちは手話での拍手などを交えながら、選手の話に積極的に応えていました。講演の最後には花束贈呈も行われ、会場は温かい雰囲気に包まれました。


講演後は体験型プログラムが行われました。
バドミントンのデモンストレーションでは、矢ケ部選手のプレーを間近に見た後、児童1名がラケットワーク(ドライブ)を体験。ラリーが長く続いた際には、大きな拍手と歓声が体育館いっぱいに広がりました。また、バドミントン経験のある先生との対決では、児童たちが声援を送り、笑顔があふれるひとときとなりました。



さらにデフ陸上の体験では、選手と先生による腕相撲対決が行われ、特に校長先生とデフ陸上選手の対決は会場の注目を集め、多くの児童が笑顔で見守る光景が広がりました
質疑応答の時間には、手話による質問もあり、「デフリンピックとはどのような場ですか?」という問いが児童から寄せられました。これに対し、矢ケ部選手は「応援してくれる人や支えてくれる人への感謝を、プレーを通して伝える場です」と答え、スポーツを通じて想いを伝えることの大切さを語りました。



講演会と体験会の終了後、選手と児童全員で記念撮影を行いました。その後、教室に移動してデフリンピックを振り返る授業も実施され、学びをさらに深める機会となりました。

今回の講演会を通じて、児童たちはデフリンピックや聴覚障がいについての理解を深めるとともに、スポーツやコミュニケーションを通して人とつながる大切さを体感しました。

講演会を終えて

矢ケ部選手よりコメントをいただきました。

矢ケ部選手:
デフリンピックアンバサダーの川俣さんとデフ陸上の森本選手と一緒に訪問しました。
境南小学校は聴覚障害やデフリンピックについて事前学習をしていたようで、体育館に入ったときから手話で拍手をしてくれたのが印象に残っています。
実際にバドミントン会場に来てくれた子供たちもいて、これまで以上の大盛り上がりでした。講演が終わった後、クラスへお邪魔するとデフリンピックについて色々調べた内容が教室の後ろ一面に貼ってあったのを見て嬉しくなりました。デフリンピックが終わったから終わりではなく、引き続き発信していく必要があると改めて感じました。