2025年12月13日(土)に市民活動センタープラッツ バルトホールにて開催された「東京2025デフリンピックアフタートークショー」に矢ケ部選手と鎌田選手が参加しました。

■アフタートークショーの様子                                    

本イベントは、東京2025デフリンピックのメダリストを迎え、大会を振り返るトークショーとして開催されました。当日は、デフバドミントン日本代表選手のほか、デフレスリング日本代表、デフバレーボール女子日本代表の選手も登壇しました。

司会進行はフジテレビアナウンサーの上垣アナウンサーが務め、代表選考から大会本番までの道のりについて、次々と質問が投げかけられました。

まず鎌田選手には、代表選考について質問がありました。「デフバドミントンの代表選考はどのように行われるのですか?」という問いに対し、鎌田選手は「約1年半にわたる選考レースがあり、各大会でポイントを獲得し、最終選考会で上位に残った選手が代表として出場します」と、厳しい選考過程を振り返りました。

続いて、開会式の雰囲気について聞かれると、「これまで経験した中で一番規模が大きく、特に選手入場の時の観客席からの身体を使った拍手や声援に圧倒されました。文字や手話による情報保障も充実していて、いつどこを見ても情報が分かる環境がとても嬉しかったです」と、感動の様子を伝えました。
会場からは初出場の感想についても質問が寄せられました。「長原選手と金メダルを目指していましたが、力が及ばずメダルには届きませんでした。これまでで一番悔しい結果です。ただ、最高の舞台で、応援してくださる方々の前でプレーできたことはとても嬉しかったです」と、率直な気持ちを語りました。

また、海外選手やコーチとのコミュニケーションについて聞かれると、「合宿を通して口形にも慣れており、直接コミュニケーションを取っていました。身振りや簡単な手話も使ってくださいました」と、実体験を交えて説明しました。

一方、矢ケ部選手には、日本代表チーム内でのコミュニケーション方法について質問がありました。「代表内では、みんな手話ができるので手話と音声の両方を使っています」と、チームの雰囲気を紹介しました。
優勝した瞬間の気持ちを聞かれると、「まず嬉しさが込み上げてきて、その後にほっとした気持ちになりました。観客席にいた家族やコーチが喜んでいる姿を見て、さらに嬉しくなりました」と、笑顔で振り返りました。
最後に次の目標について問われると、「2年後の世界選手権で優勝することです」と、力強く語りました。

トークショーの終盤では、今後のデフスポーツへの想いや展望が語られ、記念撮影を行い、イベントは盛況のうちに終了しました。

■イベントを終えて

矢ケ部選手:
デフリンピックを振り返りながら今の気持ちやこれからの目標を考えるいい機会になりました。バレーボールとレスリングの選手の感想も聞くことができていい刺激をもらいました。司会である上垣アナウンサーも気さくな方で楽しくトークすることができ盛り上がりました!

鎌田選手:
デフリンピックを終えて、結果報告などでメダルを持っていけない悔しさに度々直面させられます・・でも長原さんとペアを組み始めて、本番まで全力で準備に取り組むことができたため悔いはありません!励ましや労いの言葉たちに背中を押されています。ありがとうございます。
今回のデフリンピックは自国開催だったため、聴覚障がいやデフスポーツの関心に対する大きな影響を感じています。トークショーの最後に、期待するデフリンピックのレガシーについて聞かれました。「デフリンピックが終わったからデフスポーツの盛り上がりが消える、では意味がない。この盛り上がりを続かせる、より盛り上げさせる。選手の一人として引き続き発信していきたい。」と他競技選手のコメントが特に印象に残りました。
応援される選手を目指して、来年も引き続き競技に励みます!応援よろしくお願いいたします。